筆者：Nhieu Quynh Kim Hao
公安部は、2022年2月25日から全国民に電子証明書アカウントの発行を開始する予定です。社会秩序管理警察局(C06, 公安部) によると、電子証明書アカウントには、ログイン名（個人証明書番号）とパスワード（SMSで個人に送信されます）が含まれています。このアカウントは、国家のデータベースシステムを通じて公安部によって認証されますので、正確で唯一のものであり、偽造できないことを保証します。この電子証明書アカウントにより、直接官公庁に行かなくても、国民は自宅で多くの公共サービス（国家電子証明書アプリに統合されている）を享受できます。電子証明書を使用する際、以前のように手動で情報の申し込み、入力する必要がありません。システムには市民の情報が登録書などにより自動的に入力されます。 これにより、以前のように書類申請をする必要がないので、時間と費用を大幅に節約できます。
第三者のシステムが電子識別、認証システムに接続する権利がある場合、国民はQRコードまたはその他の技術的ソリューションを通じて、自分の情報を第三者に提供することができます。電子証明書アカウントは、物理的なIDを置き換えることが可能で、運転免許証、車両登録証、健康保険などの各種文書を統合し、これらを表示することもできます。さらに、電子証明書アカウントで、電気代や水道代の支払い、社会・医療保険の支払い、送金などの金融取引を行うことができます。
公安部の代表によると、電子証明書アカウントの登録は強制ではありませんが、今後すべての公共サービスが電子証明書アカウントで実行されるため、登録することをお勧めします。
電子証明書アカウントの登録方法：
手続きについては、市・県・区の各警察署で、チップ付IDカードの発行、変更、再発行の手続きを行う際に、下記の3つのステップで電子証明書アカウントを登録することができます。
ステップ1：市民は電子証明書アカウントの申請について登録役員に通知し、電話番号、Eメールなどの情報を提供します。
扶養家族に関する追加情報を添付書類とともに提出できます（市民が電子証明書用の申請書類に、この情報を統合したい場合）。
国家電子証明書アプリに運転免許証、車両登録証、健康保険カードなどの各種文書の表示や統合を希望する場合は、比較のために原本を持参しなければなりません。
ステップ2：市民は、個人/家族の情報および生体認証情報を含むチップ付IDカードの発行、変更、再発行のための書類を作成します。
ステップ3：役員は、チップ付IDカードの発行、変更、再発行の書類を処理します。
2022年の目標は、公安部の電子証明書データベースシステムが国家の公共サービスポータルとの接続、統合を完了することです。
目的は、オンラインで行政手続きを処理、または公共サービスを提供する場合において、個人の識別、認証、および電子証明書アカウントを作成することです。
そのうち、特に、健康保険証、運転免許証、各種証明書、予防接種証明書、労働許可証、公務員などの多くの文書について、この施策を直ちに実施することに焦点を当てます。