ベトナム人にとってテトのお休みは、年間のスケジュールの中でも特別なものです。世界で一番祝際日の多い日本と比べると、祝日の少ないベトナムにおいては、テトのお休みは非常に貴重なものです。
テトのお休みでは、たいてい旧暦1月1日の前後一週間ほどが休日になります。テトの前には、前年の運が悪かったことを忘れ、いいことを迎えるために、家族はみんなで掃除したり、買物したりします。その後、家の前に華やかな花や木などを飾っておきます。
元旦の朝、家族みんなで親族に訪問したり、一緒にいろいろな美味しい料理を食べたりします。
テトの料理の中でも、バインテット(Bánh Tét正月用のちまき)やティツコーホットビット(Thịt kho hột vịt卵と煮角の料理)は、ベトナム人の家庭に欠かせないものです。
昔は、テトが近付くと、年配の人がバインテットを作る習慣がありました。
しかし最近の若者は忙しくて、また、作り方も判らないので、店でオーダーする傾向があります。
また、ベトナム民族の伝統的な慣習では、テトのお休みの間先祖にお供え物を捧げます。その慣習は美しく、また、将来の人々に先祖のことを大切にさせるという意味を持っています。
そろそろ2019年のテトがやってきますので、ベトナムではみんなが急いで準備しています。
ベトナムのテトを味わってみたい方は、私の家へ来てください!!!