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VACサイゴンスタッフコラム

今日偶然、鳳凰木(ほうおうぼく)の花びらを見ました。もう学生時代からは時間が遠く経ってしまいましたが、当時の思い出を懐かしく思い出します。
ベトナムでは、鳳凰の花はベトナム人学生の一人ひとりにつながっている、学生の花だと呼ばれています。
中学校や高等学校では鳳凰の木をたくさん植えます。鳳凰の花は夏にのみ咲きます。それは学生たちにとっては別れのしるしです。特に高校3年生たちにとっては、鳳凰木は彼らが学生時代と別れ、友人やたくさんの思い出と別れなければならない時期に咲くので、鳳凰の開花するのをとても悲しい思いで見ます。彼らはその友情、思い出を覚えているため、赤い鳳凰の花びらが入っている手書きの本を交換します。彼らはその本に手書きでお互いへの思いを寄せ、思い出を語り、祝福し、または学生時代の気の利いた言葉を書き留めます。
それはベトナム人にとって非常に特別なものです。そして、この花に寄せる感情と学生の思いから「赤い鳳凰」や「鳳凰花びらの悲しみ」などの曲がたくさん作られました。

※鳳凰木(ほうおうぼく)は、火炎樹(かえんじゅ/火焔樹 )とも呼ばれる熱帯の花です。日本のさくらと同じく卒業シーズンの花と言われています。