株式会社メックモールドは1995年に株式会社トスカ(現 株式会社トスカバノック)のプラスチック関連新商品の開発工場として発足して以来、当社ならではの高度な多数個取り金型技術を駆使し、衣料品へのタグ取付けに使用する“糸LOX”(海外商品名:STRING FASTENER)シリーズの商品化に成功しました。
今後は市場のニーズが要求する複雑な形状やスーパーエンプラ向け特殊金型(JAXA用部品等)、コストパフォーマンスに富んだ多数個取金型の開発に積極的に取り組んでおります。自動化・量産技術で更に、今後は独自の分野の開拓及び商品化を実現しています。
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糸LOX
製造業におきましては年々グローバル化が進み中国をはじめとするASEAN地区への生産基地の移動に伴う我々を取り巻く環境は益々厳しいものになってきておりますが、当社は2006年よりベトナム現地法人のVINH PHAT社,VINH PHU社と提携を行い、我々の主力製品である糸LOXの生産委託契約を締結し、積極的な技術支援を行う事により新商品の開発、低コスト、日本仕様の品質を実現しました。更に2014年にはベトナム現地販売会社 VAN NANG BANOKを設立し、我々はベトナム・日本の共同企業グループとして、”Customer’s success is our success”をグループの最重要戦略として、今後更なる顧客の要求する新商品の開発を推進し効率的な生産を目指し、今後は、ベトナムを中心として世界へ品質の高い商品、コストパフォーマンスのある商品等のサービスを提供します。
2006年当時にベトナムVinh Phat社と提携した糸LOX生産ライン、1ラインを移設し委託加工として生産活動を開始しました。ベトナム人の勤勉性から、今後もともに成長できると確信し、2009年にベトナムシンガポール工業団地2にVinh Phat社と共同で新工場Vinh Phu Joint Stock Company を設立し、主力製品の糸LOXの生産委託の拡大を実行するため成形機15台の設置及び金型制作のための設備の導入を図りました。
ベトナム、日本間における業務円滑化のため、メックモールドは駐在事務所を2009年に設立し積極的な技術支援を行ってきました。
また、2012年後半から中国の人件費上昇により多くの縫製工場、それに付随する副資材メーカーのASEAN・ベトナム進出が顕著になってきました。我々のグループもASEAN・ベトナムでの現地調達の問い合わせが多くなってきたことから、満を持して2014年にベトナム・ホーチミン販売会社VAN NANG BANOKを設立いたしました。
現地販売会社VAN NANG BANOKは、メックモールドの糸ロックスシリーズの主力商品の現地販売比率を上げ、短納期、日本品質の商品群で衣料品関連の得意先の要求のある地産地消の供給体制を整えます。
現在インターネット環境が急速拡大する中、従来の販売方法と併せてさらに得意先が容易に発注しやすいオンライン受注システムを構築準備しております。
グローバル経済、EC等の変化のスピードが加速する中、我々VAN NANG BANOK はASEAN域内のみならず、海外への販売拡大をし、グローバル化による市場の流動性にもフレキシブルに対処していきます。